カウンタック銛ガール

2012年01月20日

第31回「遊びのつもりが本気になって2012」

2012年って何だかにわかには信じがたい話ですね…オッス・俺・兄山です★彡

ここ数日は前回2011年最後の原稿を文章ではなく漫画締めした後国外へ高飛びした俺、という設定の妄想をずっとしていたのですが、当然のことながら現実はずっと日本にいました。

できる事ならあと5日は延々眠っていたい…(リアルな数字に本気っぷりが現れてますね!)
そう思ったのですが、世間は早くも仕事はじめだそうで。恐ろしいですね。皆もっと凧あげたりコマまわしたりすごろくやったりしろよ!ヒマつぶしのつもりがうっかり組みあげちゃった千年パズルでもう1人の人格出したりしろよ!あとお日玉【※出典:杉本恭一】くれよ皆!!

道理で俺の実家にある、見ようによっては聖母マリア似のマシンロボ600シリーズも朝から血の涙を流していた筈です。現実はゴヤの黒い絵シリーズより真っ黒です。

あ〜あ、いまいち年明けた感もおめでたい感もない上に、新年の挨拶もなんだかんだで去年済ませちまったしな〜…(※前回参照)。あと何か他に言うことあったっけ…。否、色々あるのか。例えば本当はこれ6日の更新の筈だったのに、結局また20日アップで1ヶ月空け更新になってるとか、ようは折角監督がそのつもりで俺を呼んでくれてるのにいざ試合になってみたらバッターボックスに人いない状態とかそんな感じか。これってもう、まるで背番号のないエースじゃん!あいつのことをヨロシクなんて、え〜〜とお人よしの強がりだよね!wow wow!



以上の事を全て要約するとハワイに行きたいです。今年もよろしくお願い致します。




で、何の話でしたっけ

あ、いけねえ。

そうだそうだ、で、持ち越してますよね。
他愛ないかもしれませんが、今回は夏から引っ張りに引っ張った挙句、遂に年すら越した初めての手作りキャンドルワークショップ編の最終更新です。我ながら去年の夏本番前に体験した話をよくもここまで引き伸ばしたもんだと思います。

子供の頃、アニメ版ドラゴンボールやタッチの週またぎの展開/ストーリー進行の遅さを、毎週イライラしながら見ていませんでしたか?でも、俺も大人になった今、こうして自分も平気で同じようなスタンスに染まっちまってる…。
なんて夢もへったくれもないんでしょう。哀しい話ですよね。

ここで「お前を見てたら若い頃のあのアツかった自分を思い出しちまったゼ…」的な流れで、俺を改心させてくれる若者との邂逅とかあったらドラマチックだよなー
漫画で言ったらにわのまことの「THE MOMOTAROH」の三郎太とバッカス木桜みたいなの




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参照画像





大変。ものすげえ他力本願な上に出した例えも結構微妙な辺り俺の適当ぶりが全開です。




忘年矢の如し

と、いうことで前回、ワークショップの進行上いきなり本丸のハンバーガー・キャンドルから攻め込む事になり、白目をむく俺とMさん…という展開からの続きです。

「暴君の下につく家臣ってこんな感じなのカナ!?」

そう、依然私たちは未だ終わらない夏の中にいました。(※俺の更新が遅くて)

とりあえず衝撃的な事に実質約2ヵ月半ぶりの続編更新になりますので、一応本編の前回更新分、最後のパートをここに丸々記載しておきましょう。


"そもそもキャンドルだなんて普通に工場で機械に作らせときゃいいじゃない!
そこをあえて何故わざわざ手作りで…?そう、いくら技術は進化すれど、所詮人間そのものは
どんなに願ってもデジタルにはなれないんだ。そんなのは7〜80年代で既に一回消化されきって一周したクラスのありがちな幻想なんだよ!"

"…生身の人間がやることだから当然手クセも出る訳ですし、また機械じゃ速攻廃棄処分される様な凡ミスも連打する訳です。それも最高に効率悪く!"





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前回の過程の一部





どうですか、年末の忘年会等で書いて字の如く昨年の事をキレイサッパリ消し去りまっさらな気持ちになっている所で出鼻を挫かれるこの感じ。上記記載の画像は何かといいますと、溶かしたロウに顔料で色をつけ、それぞれ造形した各パーツで、画像右上部より、トマト、レタス、パン(上部分)、パン(下部分)、ビーフの部分です。大丈夫、人間強い思い込みがあればDang Dang(美味しんぼ風)それに見えてくるから頑張って!!

ようは私達が今までもう何年もキャンドル界で修行を積んできた達人であるならばまだしも、これまでの生涯…家族の一員として大切に育てていた訳でもなく、また祖父の形見として物心ついた時から首に下げられていた訳でもなく、まして毎朝電車で乗り合わせる憧れの先輩でもなかった未知の物体・キャンドルに対し、殆ど関わりのない人生を送ってきた身としては、いきなりアツアツの液状ロウを「そらよ!」と投げられてもアワアワするしかなかった訳です。

例えば湯せんから下ろした直後、ロウはどんどん固まっていきます。ですがそれをまずどの位の分量でテーブル上のシートに広げていけばいいのか、そしてその大きさや厚さは結局はどの位がベターなのか、そしてそれらはどの位の速度で固まり修復不可能な状況になるのか…?
そういった製作過程の礎となるであろう"概ねの基準値"の勘すら何一つない状態なのですね。
この年にして己の事を「真っ白なキャンバス」扱いしても良い位本気でまっさらなんです。

…当然、その場にはわからない事を質問できるよう店のスタッフさんがいらっしゃいます。

しかし、元来コミュニケーションが苦手な自分ができる事なんて結局愛想笑いだけです。

結果、俺の手作りキャンドル初アクションである"レタス部分"は、眼前に見本サンプルがあったのにも関わらず、おっかなびっくり、極めて消極的に作りました感丸出しの貧相でこじんまりとした出来となりました。その後幾分手順に慣れてきて作ったビーフ部分、トマト部分と並べてみるとなかなかに一目瞭然の貧弱さです。ほんと子獅子座の聖闘士の末路かっつーの。




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作り手の心丸出し。なんだかとっても暖かいよネ!





カメハメハ大王は全然ゆるしてくれない

そして1ミッション終えたらまた1ミッション。
このキャンドル作り、地味に我々を追い込んでいたのは"さっきやったのと同じ感覚でネ!"
的な、似た様な工程が実はそうなかった事です。

先程あれほど苦労してロウをシートの上で薄く広げ、ヘリをフニャフニャに整えなんとか"葉っぱっぽさ"を出すのにできないながらも苦心したレタス部分から一転、今度は赤いロウを分厚く纏め平らに、滑らかに丸く整えトマト部分の作成。そしてパックに入ったロウをある程度放置し、表面を少し固めてからワリバシでグシャグシャに混ぜ、あえてボコボコにしてから"肉っぽさ"を演出するミート部分…。




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この状態で少し待つ





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ボコボコ気味にして肉っぽさを演出





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固まるとこうなります





というかこの辺りまでくると最早"結構あの日から時間が経ってるから"とかそういう理由でなく記憶が朦朧としています。つーか翌日でももう思い出せてなかった。だって見てよこれ。





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間違えても森大陸(※注)住人のテーブルの上はこんな風にはなってねーだろ。
マカロンはどこにあんだよ、マカロンは!!あと入れたてのミルクココアは!
ギンガムチェックのテーブルクロスは!ドングリやクルミやベーゴマや軍艦模型の類は!!
俺の事はセドリックって呼べよ!もしくは両津って!
(一瞬亀有チックになった気がしたのは光の錯覚を使った"トリック"です)

…俺は確か、世間で言うところの"森率高め手作り女子系ワークショップ"に於いて、その未知の世界を体験するべく、いや体験なんておこがましいですね、せめてその雰囲気の一端だけでも感じたく、多くの心理戦(連載第26〜27回辺り参照)を経てここまで来ている筈なのです。

しかし、自分がこの時点で思い出していたものは、小学生の頃、絵を描くにしても書道をするにしても、何をするにも集中というよりは持って生まれたガサツさ&落ち着きのなさに直結した散漫な動きで、手や腕や体操着、あげくに膝頭や紅白帽までを絵の具・墨汁の類でドロッドロに汚し下校した哀しい帰り道の記憶です。というか上記画像の状態を見るにつけ、その幼少時からの体質は1ミリも変わってない、という事の再確認をした様なものです。汚ねえ…!

今俺は、原宿でロウとゴミ屑まみれになり、無心&無言で黙々と手作業を続けている。

これは既に、気持ちはオーガニックな手作り森ガールの休日(feat.パンケーキ)というよりただの問屋制家内工業ないし野麦峠、母ちゃんの内職、父ちゃんのトンネルです。おそらく雑誌等で見かける森ガールは…断言しても良い、絶対にこんな顔はしていない筈です。

私は身をもって改めて森ガール…そう、彼女達との間に広がる深い隔たりを感じました。
実際私達2人以外、その周囲はまだなんぼかキャッキャしながら楽しくキャンドル作りにいそしんでいたように思います。特に左隣の女性達は何度かワークショップ経験があるらしく、そのできるオンナの充足度のオーラといったらマブで半端なかったです。すげえ優しかったし。
これはどういう事でしょう。想像以上にだいぶ現実とのイメージが違うではありませんか。




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画像はイメージです





※注:大昔の設定で申し訳ありませんが当連載では数々の森ガール達が暮らす、ゴールとなるべく理想郷の事をこう表現しています




あなたもスターになれる

…以上の工程を経て、しかし私達は打ちのめされても挫けず、いよいよ"ハンバーガーのキモ"であるパン部分の製作にとり掛かっていました。先程から本来なら向かいの席に座り作業中の友人・Mさんの動向が一切出てきませんが、彼女もこの時点で終始無言劇を貫いていましたし、もっと言うなら互いを気にかける余裕が一切なかった、という状態でした。
人は誰でも孤独なものなのです。幸せを探す旅人のようなものです。

希望の星に巡りあえるかはともかく、さてこのパン部分、さすがにキモとなるだけに使うロウの量も多く、上部分と下部分あわせて同時に2つ作らなければいけません。




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ここ辺りでかなりグッタリしている&携帯片手に写真を撮る様を周囲の若いガール達に見られるのが自意識過剰とはいえ恥ずかしくなってきていたので制作過程の一切写真ナシ





更に上から焼き色的なロウをつける為、直接火がかけられ湯せんされた状態のロウに、ある程度形が完成したものを更にくぐらせる、という最も"それっぽい"作業も待ち受けています。
ようはここを「ラスボス」と考えて良いでしょう。

そしてこの片方"パンの下部分"こそが、ようはこのキャンドルの土台部分なのです。





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ババーーン!!

どうだ、だんだんソレっぽくなってきただろ!!!
そして皆、先程から上げてる各パーツ部分の画像、そのすべてにあいてる真ん中の小さな穴がどうにも気になって仕方がなかったんじゃないのかい…?(物欲しそうな表情で)

…大方の予想がついても、尚わからないフリをしてあげる事も優しさというものです。
そう、だからこういうことだ!!




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こういうことです





手順どおりに各パーツを芯に通し、いよいよハンバーガー・キャンドルは形作られます。
そしてその結果こそが以下に掲載する完成形なのです。

いいですか?

いきますよ?





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さあ如何ですかこの野郎!!

いきなりカミングアウトしますが、私は幼い頃から、というか今でもパンは耳の部分を喰う為に白身部分を食い、同様にカステラも上の茶色の部分がメインディッシュ、と言って良い位「キツネ色」部分に激しい興奮を覚える性質です。
で、このキャンドル、想像通り&案の定レタス部分の危うさがハンパねえけど、唯一パン部分のなんかそれっぽい焼き色だけはなんとなく満足いった出来になったのではとジガーズサン。

しかも流石にホレたぜ原宿・オシャレタウンです。





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最後にオシャレなラッピングまでしてミッションは完了な訳ですよ!!
ということで、でーきーまーしーたー!この間たぶん1〜2時間くらい!




戦争は終わった

この後、前回で記述した通り、私達は第二ミッションとしてフロート・キャンドルも作ったのですが、最初に推測した通り、やはりハンバーガー・キャンドルがこのキャンドル・ワークショップの本丸でした。予め芯を入れたガラスに顔料で好きな色に着色したロウを流し込みアロマで香り付け→あとは冷蔵庫で冷やすだけ、という過程で、あまり労なく完成したこのフロートの事は、まるで印象の薄いクラスメートの様に覚えていません。そんな事よりも、この冷やしの過程の間に全てのキャンドル製作を終えた私達は本物のハンバーガーを食していました。ここまでがワークショップ、なのです。

私達は口々に「美味い」「美味い」と言っていましたが、その心はかなり上の空だったと記憶しています。疲労から創作的な事をする気が一切うせていた私は、本当に無難な色一食(赤)で件のフロートを作っていましたが、一方様々な色の顔料を混ぜるという、ここに来てもチャレンジ精神旺盛&勇気リンリンな大冒険をしたMさんは結果、かなり独特な色の世界にひとつしかないオリジナル・フロートを作り上げており(詳しくは最後のリンク先でどうぞ)、おそらく彼女はこの時点で俺より更に数倍疲れ果てていたかと思われます。




さて、

あれは夢だったんでしょうか。


最早あの夏の日から早や6ヵ月(仰天だよネ!)、真冬に真夏の事を思い出す、という作業をしていると益々その印象は白昼夢めいた記憶として思い出されます。

この年にしてまさかの夢オチ!?
それも実際あった事だけど記憶を消されるタイプの。

でもそこで俺は己の右手に向かって叫ぶんだ。
「忘れるわけないだろう!馬鹿!!」
って。

すいません、今手元に寄生獣の単行本なくて、ちゃんと忠実に後半シーンの再現できなさそうなんで今日はこの辺でいいですかね。

そして果たして、Mさんのブログにもこの日の様子は綴られています。

俺はこのワークショップ編を書き始めて間もない頃、彼女に「…あの日の事書いてるブログ、リンク貼ってもいいかな?」と断りをいれ了承も得ていましたが、よもや彼女もこんなにも間をおいてリンクを貼られるとは思っていなかったでしょう。

マキジゴト : はじめてのワークショップ

え〜〜〜とすまんマキジ…じゃねえMさん!ほんっとおつかれさまでした!この傷がいえたら(あと俺たちは冬が大嫌いなのでもうちょっと暖かくなってから)また今度、新たな巨大キャンドル作りに挑戦しよう。テーマは「巨大迷路」で!!



マキジゴト


posted by 兄山タイジ at 13:59| Comment(0) | カウンタック銛ガール
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