カウンタック銛ガール

2011年11月06日

第29回「どっきんハートにまばたきショット(仮)」

一ヶ月の半分(※2週間くらい)矢の如し…!!

ハイどうも、最近すっかり月いち更新がデフォルトになっていた兄山です。
久しぶりに今回月2回更新のペース配分=約15日ぶり位に出てきてみましたが如何でしょうか。
いや如何もなにもって感じですよね。

でもなんだか通常ペースで更新とか言い出すと、まるでHUNTER×HUNTERがきちんと毎週ジャンプに載り続けているのを見るかの様な不安定な気分に襲われませんか?…私も皆さんと同じ気持ちです。今とかホントまさにそんな感じですよね!(…立ち居地を富樫と並べただと!?)なので俺の方はちょっとだけ更新を遅らせてみました。ほ〜ら安心の通・常・運・営!!
(※もうどなたも覚えてらっしゃらないと思いますが当連載は毎月1、15日更新です)

さあ前回から引き続いてキャンドルワークショップ実戦編。
これより原宿の某バーガーカフェの席に遂にゲートインした俺と友人Mさんという緊迫した場面からいきなりスタートしますが、別にテレポーテーションとかサイコメトリー等の類ではないのでご安心下さい。単なる場面転換です。それではもういってしまいましょう!




俺、不良品!!

しかしもう半年も前の話だというのに、あの場所で確かに発生していた俺達を中心とする半径40センチくらいの小さな結界ようなものの事を思い出すと、今でも身体が軽く震えます。

私達(※くどい様ですが私とMさん)はほぼギリギリの入店だったので、程なくして(悪)夢にまで見た本物のキャンドル・ワークショップはいよいよ始まりの時を迎えようとしていました。
結局最終的に集まった女性達の数は総勢20人前後といった所でしょうか。そこそこ広いスペースだった(様な気がする)ので、もしかしたら30人位はいたかもしれません。え〜とわかりやすい例えで言うと、とりあえず小箱のパーティだったら大盛況でしたよ、位の人数ですね。
(とってもリアルな表現だね!)

そしてしかし、流石にそこは若い女性向けに用意されたサービス(?)。
ワークショップとその実演は「行けー!!」等という谷隼人の号令の元一斉に&威勢よく始まる訳ではなく、まず自分の人生ではこの先も一生交わらなさそうなロン毛&整えた髭がオシャレな男性店員さんがスペース中央に立ち、このキャンドル教室のコンセプトや開催目的、当日のタイム・スケジュールやお店について等の説明&挨拶タイムを経て、という感じでスタートします。

そしてそのコンセプトも"森ガールを目指す"と、例えネタでも口にした以上は、確実に押さえるべき&うっすらとでも輪郭位は認識できてなきゃ最早チャレンジャーとしても失格、と言ってよい程、エコ、オーガニック、ゆるふわタイムを掛け合わせた基礎的&わかりやすい内容でまとめたもの。こりゃ頑張ろうって気持ち、俄然・アツく盛りあがっちゃうよネ…!


この時点で自分とMさんをサーモグラフィーで見た感じで言うと完全に真っ青でした。


皆、目、キレイ過ぎんだろ…!!
ううん、それ以前に言ってる事&実演の説明、俺MARUDEわかんなかった☆彡

…これはスタッフさんが悪い訳では決してなく、完全にその場の雰囲気に飲まれた俺とMさんが、耳に入ってくる情報を聞いた端から右から左にキレイに流していたからと想定できます。
実際、この時に聞いた話は全てかなり漠然とした記憶がぼんやりと浮かんでくるばかりで、具体的な内容については今をもってほぼ思い出す事ができないのです。

それは「気がついたら病院のベットの上で寝ていた」「気がついたら見たこともない場所で銀色の人に囲まれていた」「これまでの冒険劇は全て夢の中での出来事!○○先生の次回作にご期待下さい」等の、たまに世間で聞かれる不思議系シチュエーションって実際あったらこんな感じなのかな、と一瞬マジで考えさせられる程の意識の朦朧加減&トビっぷりでした。




突然段ボーノレ

しかし、いくらなんでも冒頭から朦朧としっぱなしのままでは流石に今こんな記事を書いている状態ではない筈です。だとしたらここもとっくに週刊サナトリウム状態の筈です(多分)。

では何故今、それが可能なのか。
理由は私達をかなりリアルな方向で現世に引き戻す言葉が後半彼の口から発せられたからです。
それも一気に。そんな重大な事をあっさり言わないで下さいって位に。

やはり人間、実際に自分達に降りかかってくる火の粉の事となれば、浅ましくも真っ先に己の身の安全を考えようとします。未知ものには即ち警戒してしまいます。一気に綺麗ごととは無縁の世界となり、哀しいかな空想の世界に身を遊ばせる事もできないのです。

俺はもう筋斗雲にもトトロにも乗れない…!

眼前に広がるのは直面する現実世界だけだ。スタッフさんは冒頭のワークショップの趣旨説明の後、軽くこちら側をまとめて指す様なジェスチャーでこう言ったのです。

「ではハンバーガーはそちらのグループからいきましょうか」

「……え?」


これはどういった事なのかを説明いたします。
この日私達は初心者らしく、決められた形のキャンドルをマニュアルに沿って作っていくという過程で作業を進める事となっていたのですが、その際に用意された題材は、




1106_01.jpg





「ハンバーガー」




1106_02.jpg





「フロート」




の計二点。

そして、先ほどの彼の発言に繋がる訳ですが、使うロウの量や道具の数の関係上、全員が全員で同じ工程をたどるよりは半分にグループ分けをし、片方はバーガー、片方はフロートからそれぞれスタートさせた方が結果的に効率が良いという旨を告げられ、その直後に私達は前者「ハンバーガーからスタートチーム」にいとも簡単に割り振られたのです。それはもうサックリと。

とりあえず、明らかに。

後者(フロート)スタートの方が見るからに作るの簡単そう→キャンドル作りの基礎をそこでなんとなく掴む事に成功☆→続いて見るからに難しそうな前者(ハンバーガー)にチャレンジ→フロートキャンドル作りの経験が役に→無事クリア!→はじめてのキャンドル教室は色々あったけどなんとか段階もうまく踏めたし結果大満足だったゾ☆ヤッタネ!→よ〜し!自信でてきた!!次は頑張って大阪城キャンドルとか作っちゃおうカナ!!

って流れの方がもう断然この先も道開けてるじゃないっすか。

…でも、そうは行かない。
いきなり見るからに困難そうなメインディッシュをぶちこまれてしまっている。

実戦経験が一切ないのに戦地の最前線に送り込まれようとしている。
アップも済んでねえのに国際大会決勝の1-0ビハインド後半ロスタイムで監督から「星占いでお前今日運良かったから」程度のドメネク的采配でピッチに投入されようとしている。

わかっている、わかってるんだ。
思えばこれまで生きてきて、そんなとってもラッキーマンなスマートな流れにサックリ乗った事なんてそもそも俺殆どないんだ。経験上、こういう岐路に立たされた時はだいたいスムーズにはいかないんだ。致命傷にならない程度なら絶対ネタになる方に振られるのは俺の細胞が全身でもうわかってるんだ。つーかカルマだ。

「…って俺に人間魚雷になれって言ってんのか!!」
「!?」

シチュエーション上(原宿のカフェで2〜30人の女性にかなりの至近距離で囲まれている)流石に大声を出すことはできませんでしたが、その分浮かべた表情は悲壮でした。
空調の効いた店内で"熱い寒い"が原因ではない汗をかき、全身何となくシットリした俺を置き去りにして、無情にもいよいよ実際の作業のスタートです。




カッフェでアタイも考えた

かくして件のフロートグループより3〜4割増しで味わう事になったプレッシャーの中、遂に実戦は始まりました。そして、はじまってしまえば後は「怒涛」の一言であります。




1106_03.jpg





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!?

さてこれは一体何かといいますと、答えは牛乳パックに入れられたアッツアツの蝋です。
煮え立てです。製鉄所で見る真っ赤な鉄と同等です(嘘)。意図的に使えば武器です。

ようは湯せん中の溶けたロウに顔料で着色し、火から下ろしたあとは冷たく硬くなっていくばかりのロウを完全に固まる前に平らな場所に広げて素手で形を作る…というのが最初の工程です。マニュアル通りにやっていけばですね、




1106_05.jpg





こうやって




1106_06.jpg





こうやって




1106_06.jpg





こうやって




1106_07.jpg





こうやって




こういうパーツをレタス→トマト→ビーフ→パンとそれぞれ作って行き、最終的に全部を重ねていくとハンバーガ〜になるという塩梅なのですね。う〜ん、ミルフィーユだと別の食い物になっちゃうから…そうだな、賽の河原みたいに重ねて!

まあ、工程結果だけ並べてればそれこそ作業自体はまあまあ単純ですしね、画像だけ貼ってペイってアップしちゃえば終わっちゃうんですよ。でも、それって何だかデジタルすぎるよね!!




1106_09.jpg
デジタルすぎるよね!





そもそもキャンドルだなんて工場で機械に作らせときゃいいじゃない!
そこをあえて何故わざわざ手作りで…?そう、いくら技術は進化すれど所詮人間そのものは
どんなに願ってもデジタルにはなれないんだ。そんなのは7〜80年代で既に一回消化されきって一周したクラスのありがちな幻想なんだよ!

…生身の人間がやることだから当然手クセも出る訳ですし、また機械じゃ速攻廃棄処分される様な凡ミスも連打する訳です、それも最高に効率悪く。




デスペラード〜ならず者〜

でもそれが"人間"ってヤツじゃん…?
そしてそのデジタルから寧ろ逆走していくスタンスをとるのが当連載の本来の目標であり指針、"森ガール"っていうもんじゃん…?あの人達の通貨は既に現在ドングリや余り布、クッキー等を中心とした物々交換に変わってきていると言われているよ?言ったの俺だけど。

そういう訳でよもや夏の話がここまで伸びるとも思いませんでしたが、イビツな形のキャンドルが完成するまで残すところあと1回だ!ではまた来月!!


posted by 兄山タイジ at 12:00| Comment(0) | カウンタック銛ガール
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